「この仕事に就いたのは、亡き母の一言でした」
昭和48年オイルショックのさなか、酒と山車(だし)の町、半田に生まれた。
実家は三代続いた八百屋で、長男ということもあって幼い頃から跡取りとして商売人として育てられた。
つづけて2年間に2人の弟が生まれる。
2012年まで当院で勤務していた東浦の千代接骨院院長の勝三先生は三男として生まれた。
地元の乙川東小学校、乙川中学校を卒業後、半田高校に入学。小学校から隣のお兄さんに手ほどきを受けたバスケットボールを続けて、高校ではレギュラーで3回の県大会出場を果たした。
高校卒業後、大阪府立大学経済学部に入学。大学生活は実社会を出来るだけ体験したいと思い、勉強もほどほどにほとんどバイトで過ごした。
地元での就職活動をしている時に、家での母の一言「治療家というのは皆さんに直接役に立って感謝されるいい仕事だね。」に共感して治療家の道を目指す。専門学校に入学し、3年間にわたって治療の基礎を学ぶ。2年生の時の柔道で左腕を複雑骨折して手術。術後の苦しいリハビリは患者さんの苦痛を体験できたよい経験になりました。(いまでも左腕にはチタンプレートが入っていて、肘は伸びきりません。)卒業と同時に盟友の河原先生の誘いで瀬戸の接骨院に就職。当初2年後に予定されていた分院の院長に1年後に就く。先生一人での治療と院経営を学んで、3年後に開業を決意。ちょうどその時期に母が病気になり、看病しながら開業の準備をしました。それまでの仕事(分院長)をしていたら母とあんなに一緒に過ごしていなかったと思います。母親の通院の送り迎えや看病が存分にできたこの時間は私にとってかけがえのないものになりました。
2002年12月に「都 接骨院」を開業。ここまで導いてくれた母は開業を見とどけて2週間後にこの世を去りました。
約1年後に増えてきた患者さんに対応するために弟の勝三先生を入れて、2人先生体制による医療サービスの充実を図る。
2008年からは女性治療家の西村先生も加入。2010年には西村先生が卒業。2012年には勝三先生は独立して東浦で
「千代接骨院」を開業しました。現在は代表1人の先生で施術しています。
開院当初から地域一番治療院を目指しと女性スタッフで日々の施術をしております。皆様のおかげで都接骨院も地域の患者さんを中心に、遠くは他県(三重・静岡)からの患者さんを診るようになりました。徐々に商工会議所、業界紙などの取材を受けることもでてきました。
日々の患者さんに対する地道な施術のおかげか、2004年には半田市民の皆様の応募による「私の選んだ、はんだのお店No.1」コンクールで「半田市長賞」を頂くことができました。病院・歯科医院・接骨院・治療院などの医療業界で初めての受賞だったと聞きました。スタッフ一同、賞を頂いた名誉よりも推薦していただいた患者さんに感謝の気持ちで一杯になると同時に、期待にこたえるためにより質の高い医療サービスを提供することを誓いました。
2004年からは、日々の施術・サービスのクオリティー向上のために全国No.1治療院団体に加入して、毎月1回以上のセミナーや治療術・最新医療情報を学びに埼玉や東京、大阪に勉強に行っています。これもすべて患者さんに還元していく為のものです。
2010年には交通事故治療にも力を入れ、他院で治りきらない患者さんをオリジナルの治療法で改善させ、保険会社からの信頼と紹介を得ています。また「全国交通事故治療協会」の会員になり、治療だけでなく保険の手続きなどのサポート体制も充実させ法律的にも患者さんに安心して治療を受けていただいています。現在はNPO法人「交通事故と労災をサポートする会」の知多支部長として交通事故や労災事故にあった方の総合的な地域の窓口として治療だけでなく、賠償問題や休業問題も専門家チームを形成してサポートしています。
地域貢献にも活動を広げ、毎年の半田商工会議所主催の知っ得ゼミナールでは「骨盤講座」「ダイエット講座」「安眠講座」「ハンドマッサージ講座」などを開催、この活動から異業種のセミナー講師として食んだ商工会議所、師崎商工会議所、美浜商工会議所、内海商工会議所で健康講座を依頼されています。
半田市民マラソンでは治療ボランティアでランナーに皆さんのケアも行っています。
2011年からは環境活動もはじめ「みやこecoプロジェクト」を開始。個人事業所では半田初の太陽光発電パネルを設置、患者さんから集めたエコキャップを世界の子供のワクチンや東北大震災の義援金につなげるサポート、紙リサイクルなども行い「はんだエコ事業所」として認可もうけました。
2012年、鍼灸院を併設して訪問鍼灸保険を開始、通えない患者さんへの自宅訪問治療を介護保険でなく健康保険で行うサービスを開始。専用治療家を派遣することで自由な治療訪問体制を整えています。
患者さんのお悩みの窓口としてBNIメンバーとして活動し、体以外の患者さんと地元専門業者との橋渡し役を行う。労災保険の適正化のためメンバーの社会保険労務士さんとも連携ができるようになりました。
11月には知多半島で接骨院初の弁護士との顧問契約を結び交通事故全般の問題を解決できる治療院となりました。
治療、当院への紹介状なしの転院、慰謝料、後遺障害認定などの無料相談をはじめました。
現在当院ではケガの保険治療だけでなく、交通事故治療、労災保険治療、妊婦&産後の骨盤整体、巻き爪治療、鼻の治療、頭痛&めまいの治療なども行っています。
これらは日ごろの患者さんの悩みを聞いて「当院で出来る医療サービスは何か?」を懸命に考えて喜ばれるサービスを調べて研究して作り出したメニューの数々になっています。
都接骨院はあなたの都接骨院です。来院された患者さんとの縁を大切にして、これからも治療の質とサービスの向上とともにフレンドリーな接骨院を目指します。どうぞよろしくお願いします。
2012年12月1日
代表 間瀬博吉